病状悪化。再発治療の辛い副作用。それでも病状は淡くなる程度でなくなりはしない。夫は玉川に命をかけた。 夏、秋と玉川でそれこそ命懸けの湯治をして効果はあったと思う。 CTでも病状の変化は現れなかった。西洋治療はしていないにも関わらず。 そして冬。 玉川は大雪のため通行止め。長期宿泊ができるほどの費用は我が家は捻出できなかった。 自宅での静養になった途端に夫の病状に変化が現れた。 外出先での突然の呼吸困難。 「スコースコー」という明らかにおかしい呼吸。 診断の結果、大量の胸水が胸にたまっていた。 すぐに入院して水を抜いてもらったが、その水自体には癌細胞は検出されなかった。 でも、夫はそれからどんどん悪くなっていったように思う。 冬の玉川湯治を怠ったからだと、あとになって夫は語った。 でも、それだけではない。すべてが重なったんだ。 私の方でもかなり心配をかけた。 夫も治った気でいて無茶をした。 何が病状を悪化させたのかなどわからない。 ジャンル別一覧
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